2015年5月16日土曜日

「曇天にカタツムリ這う五月かな」。

「曇天にカタツムリ這う五月かな」。アルミで出来た門扉の上にカタツムリを見たのは昨日の事だった。今日見てみれば居ない。「オヤオヤどうしたものか」と、探してみれば少しく離れた門扉の裏の辺りにいた。今年もツバメがやって来た。去る年には、いちから巣を作ったのであるが、今年は出来合いの巣を「リサイクル」?して子どもを育てるつもりらしい。出来合いの巣の縁に少しばかりの泥を付け加えて巣の形にした。宿痾の病を患う我が母は痰を切る咳きをしながら巣を見上げている。「今年も来たな」と嬉しそうだ。遠くの家で幼子が「ママ~ママ~」と呼んでいる。さてツバメが逗留すると決まれば、つれあいは、我が家の犬どもの残飯を漁りに来るカラスがツバメの子どもを食っちまうのではないかと心配している。カラスってどこもかしこも尖っていて、その上、色艶も黒光りしていて「反社会勢力」(?)を想像したりする。アレ達にも苦労はあるだろうと思うが見かけると追うのは私の習いだ。