2012年6月3日日曜日

水利組合

水利組合

私の生息する谷では、今年も稲が作られようとしている。(私はここ二年作るのをやめているけれど)

こんなチラシを10数枚作って配った。「手書き」にしたのは、私の好みだ。この方が良いとは思いませんか。どこまでもロマンチックなおヒトなんだな私は。
午前六時、外を見れば小雨模様だ、さてどうなるか。雨が降らなければ溜池に水は溜まらない。さりとて雨中の草刈りは億劫だ。


さて、雨はあがり。みんな集まった。今日は学区の体育大会が重なったので、三名抜けたが、十名集まった。記念に一枚。

前期高齢者、中期高齢者ばかりだが文句あるか。
草刈機を持たせれば、若者には負けない。
こんなように
こんなように刈ってゆく。谷に流れる水を貯めている田もある。
池に上がれば、四国の原発からの50万ボルト送電線は、不気味な「チッ・チッ・チッ・チッ」を云っていない。
愚かな国策のこと、なんて今は考えないで。次の池に行こうか。
愚かな国策が、頭上を50万ボルト送電線として通過しているにせよ、我々は自らの裁量で稲を作ったり(作らなかったり)する。それこそが「自治」の基本ではなかろうかと愚考した。
さて、本日の相談で、池の水を落とす日は6月6日に決定した。田に水を引き、畦(あぜ)を取り、代(しろ)かきをして、早ければ6月10日から田植えが始まる。
お望みならば、そのあたりの事を御報告してもいい。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

野良通信さま

昔から続く営々とした農作業、本当に尊いことです。地球温暖化に伴う異常気象が今後頻発するでしょうから、自分たちの食べるものは自分たちでつくることが必要になってくると思います。

えころじー62

野良通信 さんのコメント...

コメントありがとうございます。ごらんのようにこんな米作りの形は、もう10年は続かないでしょう。溜池も田圃も手入れをしてゆけば「営々」と続きますけれども、ヒトがいなくなりつつあるのです。深刻なのはこれがこのクニの全ての農村で起こりつつあるということでしょう。まだコメ作りの技術を持っているヒトの存命の内に、新しい形を模索せねばと考えているのですが。