2011年11月22日火曜日

イッカ・ニカ(一荷・二荷)

イッカ・ニカ(一荷・二荷)
落語「壷算」を楽しんでいると、単位に「荷」が出てくる。「古いところを聞いていただきます」と始める事の多い落語であるが、この話も「明治・大正」頃のようすである。
身近でこの単位を使っている職種があるのをご存知だろうか。「汲み取り」「し尿処理」の業界である。

前にもどこかに書いたが、岡山市の汲み取り代金は高いと思う。他の市と比較したわけではないが、つましい生活を圧迫する額である。見方を変えれば、食うに困れば出るものも出ないわけで、汲み取り代金が生活を圧迫する事もなくなる。でもこれって「壷算」の論理にどこか似ている。
そこで、自ら汲み取ることにした。この計画が家の者にバレれば反対されることは火を見るよりも明らかであるから、秘密裏に事は運ばなければならない。使います物は、タンク・運搬車・汚泥ポンプ。これを購入する。もんだいは「何処へ」運ぶか。これは、柿の木の畑にした。幸い人家からは遠い。
さて決行日を何時にするか。
そんな事を考えていたら、その昔、詩人「田村隆一」が「水を飲み泥を排泄し」と書いていたことを思いだした。さて、観念ではない本物の「泥」を相手にするか。

0 件のコメント: