2017年4月5日水曜日

花弁の重み

みのるほどこうべをたれるいなほかな。(実るほど頭を垂れる稲穂かな)という私にピッタリの戒めがある。ところがサクラの木もそうであるようだと発見した。昨日のことだ、日付の変わる頃に犬を連れていつもの散歩コースを歩いた。この時間、南の空には夏の星座「さそり座」が登っているぞ。犬どもは星も花も観ることなく、ひたすらサクラの根本に臭いを嗅ぎに行く。仕方なく付いてゆく私の目の高さにサクラの枝があって危ないのだ。花芽が膨らむ以前はこうではなかった。風吹けば散る些細なもの、サクラの花弁も数を集めればそれなりの重みがあるものだ。と思ったことだ。

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