2012年9月12日水曜日

おめえの案に乗っちゃらー


別にそれしか買えないわけではない。ホカホカ弁当屋さんで「マツタケご飯」の幟旗を横目にして「海苔弁当」を購入した。別にそ​れしか買えないというわけではないのだけれど、食えばその「海苔弁当」のオカカ部分にはマツタケの香がしているのだった。なんだか得したような気分?だ。それにしても、ホカ弁屋さんの厨房はどうなっているのだろう。
と、書いたのは少し前の事だが、私の愛好するホカ弁屋での見聞を書いておこう。

通っているその店は様子を構わない、一言でいうと「だらしない」。たとえば、冷蔵ショーケースの中でのこと。何かの拍子に「ミックスジェリー」が「ミカンジェリー」に傾いた(寄りかかった)らしい、圧し掛かられた「ミカンジェリー」はもう10日ほどそのままにされている。

「昭和」の食堂はこんなものだったな。私はこの雰囲気を好み、通っている。

 さて、海苔弁当の出来るのを待っていると、中学生がやってきた。手には千円札を握っている。注文もそこそこに、携帯電話を使っている。聞けば「おめえの案に乗っちゃらー」。どうやら遊び?の待ち合わせの約束をしているらしい。贔屓目に見ても模範生徒ではない彼だけれど、おじさんは感心した。「いくつかの案があって、それぞれの案を吟味し、そのひとつの案に乗る。」この手続きは大人でも出来ていないのではなかろうかと。

昨今の党首選びの過程に於いて「おめえの案に乗っちゃらー」みたいな「案」についての論議はあるのかしら。

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