2011年4月10日日曜日

その時の新幹線

その時の新幹線
311日の昼間、東北新幹線はどうしていたか、どうなったのか。巨大技術の一方(原発)は止まらず、もうひとつ(新幹線)は止まった。この差はどこにあったのか。そのことが気になり調べてみた。
4月5日のNHKニュース
「今回の地震で、東北新幹線は地震の揺れをいち早く検知するシステムが作動して、最初の揺れの9秒前、最も大きい揺れが起きる1分10秒前に非常ブレーキをかけて減速を始めていたことが分かりました。JR東日本は、この効果もあって新幹線が脱線を免れたとみて、データの詳しい解析を進めています。
地震発生当時、東北新幹線は27本の列車が乗客を乗せて走っていましたが、いずれも脱線せず停止しました。JR東日本は、東北新幹線の沿線のほかに、太平洋沿岸にも岩手県の宮古や宮城県の牡鹿半島などに9つの地震計を設置し、揺れをいち早く検知して列車を減速させる「早期地震検知システム」を備えています。今回は、東北新幹線の線路からおよそ50キロ離れた牡鹿半島の地震計が、午後2時47分3秒に運転中止の基準となる「120ガル」という地震の加速度を捉えました。このため、システムが自動的に架線を停電させ、走行中の新幹線は一斉に非常ブレーキをかけて減速を始めました。このうち、線路沿いの地震計が最も大きな揺れを観測した仙台駅と、1つ北の古川駅の間には「はやて27号」と「やまびこ61号」が走っていましたが、JR東日本がデータを解析したところ、これらの列車が非常ブレーキをかけた9秒後から12秒後に最初の揺れが始まりました。そして1分10秒後に最も強い揺れが起きていました。このとき新幹線が何キロまで減速できていたかは分かっていませんが、JR東日本は強い揺れの前に減速を始めていたこともあって、新幹線が脱線を免れたとみて、さらに詳しくデータの解析を進めています。」

原発は新幹線のような地震感知システムを持っていたのだろうか、どうなんだろう。



さて、別の視点から
福島の原発には地震発生時刻14:46、から約30分後(15:10)津波が到達したという、(沖に退避した漁船が津波に襲われている原発を目撃している。)

タラレバの領域で考えれば、三時間後、いや三十時間後に津波に襲われる事になっていたら事故は防げたのだろうか。

タラレバを続ければ、今回の災害から原発事故の要素を取り除く事が出来ていれば、違った復興の図式が考えられた。

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