2012年9月17日月曜日

「改憲賛成」65%


「改憲賛成」65

毎日新聞15日付の見出しだ。へーと驚き目が点になった。パソコンの傍らの15日付の新聞を片付けられないでいる。「毎日」が行った全国調査の結果だそうだが、2009年時点の調査より「賛成」が7ポイント増えたということだ。この変化は統計的に無視できない数字だろう。2009年から2012年、この3年の間のどこかに節目があったのだろう。それがどこであったか私には解らない。

「改憲」を言い立ててきた人々が、戦争放棄条項「9条」を目の敵にしていたことは周知の事だから、これは戦争参加(加担)への賛同なのだろう。と私は考えた。

 

この2日ほどこの事をどう解釈するか、頭の片隅で考え続けて、私はこう思った。

「われとわが身、家族を守るためには、戦争を選ばない」という価値観がこれまでの我々の思考の中に存在していた。しかし「われとわが身、家族を守るために、戦争を選ぶ」この思考が我々の大半を占めるようになった。と。

ブログの話題は、できる限り愉快なものを(為にならなくても)と、心がけてきたけれど、今回ばかりは、そうもゆかないみたいである。

4 件のコメント:

玉井人ひろた さんのコメント...

国を守るにはもっと自由に防衛できる軍隊が有ってよい。ということでしょうが、「徴兵制」が復活したらその方たちは何というのでしょうかね?

野良通信 さんのコメント...

コメントありがとうございます。個人が「我と我が身と家族を守る」為にどうするか。という事と「クニが~~」という事とは「次元」が違うのだと考えています。言われるようにクニが戦争を選べば「徴兵」も視野に入って来ざるを得ないでしょう。何よりも私が危惧する所は、他を圧倒する軍備を持つ超大国(アメリカ・ロシア)が、自衛の為であれ、制裁の為であれ軍事行動において成果をあげられぬここ50年ほどの成り行きです。本当に「武装」は合理的・合目的的な選択なんでしょうか。

匿名 さんのコメント...

国民の生活が破たん、政策が行き詰まる時、国民の眼をそらせ支持をとるために、戦争政策がとられてきました。今回も、尖閣・竹島問題を浮上させて危機を煽った。米粒くらいの誰も住まない孤島の所属をめぐって、国益とか国のメンツが云々と・・。決して、東日本で人が住めない地域が膨大になったこと、実質、膨大な国土が失われたことには、言及しない。
 戦争でも、原発でも、財政でも国家破綻の付けは、必ず庶民であることを今思い起こして、改憲のチャンスとの煽動に乗ってはいけません。改憲は大事な家族を守りません。

野良通信 さんのコメント...

コメントありがとうございます。記憶によれば「改憲」は自民党が長い年月、身をよじる様にして求めてきたテーマでしょう。何のかんの言ってみても、つまり彼らの芯の部分にそれはあった。かけて加えて、民主党が頼まれもしないのに自ら転んだ今、いよいよその時が近づいて来たのかと思います。
「犬は吠えても歴史は進む」といいます。歴史の文脈のなかでこの事(改憲)はどういう意味を持つものなのか今少し考えてみる必要があるのではないでしょうか。
どうもこのテーマ、上手く書けない。今少し時間が必要なようです。