2012年8月22日水曜日

一皮めくれば

先に書いておいたことだけど、片側二車線の豪華な道の傍らに住んでいる。慣れつつあるが、大型のトラックがスピードを上げて走り抜けると家はグラグラと揺れる。平らなように見える道だけれども、微(かす)かな段差やうねりがあるらしい。アスファルトの下は田圃だったんだろうから、畔(あぜ)や水路が隠れていて道が不均等沈下をしているものらしい。

今朝の事だが、歩いて300歩離れた「ゴミステーション」に生ごみを持参した。ゴミステーション脇に田圃が残っていてその上だけ、朝5時のまだ暗い空間をツバメ達が盛んに飛び交っている。田圃に生息する虫を捕獲しているものらしい。子育ての最中なんだろう。子育て中はどの親も忙しい。
また300歩の帰り道を歩いていると、後ろから、スズメの群れが石つぶてのごとくに追い越して行った。彼らは体型からしてツバメのように、「ヒラリヒラリ」とはゆかないものなんだと感心?した。稲の穂が出始めるのはまだ10日ほど先の事だから、もう少しの辛抱だ。
そういう目でみれば、傍らのガソリンスタンドの屋根ではカラスが歩哨のようにあたりを睥睨(へいげい)している。
一皮めくれば、古層の上にこの町は在るのである。

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