2011年6月18日土曜日

私の青山 2

私の青山 2
この日をさかのぼること、三日ほど前、水利組合の草刈をした。
池堤の上から。この日の参加は13名。
溜池は満杯だった。
カメラを構える私の草刈機も手前にある。この時はまだ足は~。


このとき、左足を挫(くじ)いた。その日はたいしたことなく軽いびっこをひいて歩いていたが、次第に痛みが増してきて、次の日には、なんとこれが生涯何度目かの「痛風」に発展したのである。こうなると寝ているよりしかたない。家の中でも杖を曳き、廊下は果てしなく長くなり、階段は絶壁と化した。
「車で行きます」のメモは、こうして生まれたのである。
さてその日の夜、帰宅したつれあいは、メシも食べずに、部屋に引きこもり布団をかぶって寝てしまった。「何事ならん」と思ったが、何を言っても返事をしないもの、こちらも「有事」を抱えている身、放っておいた。
次の日、よちよちと車のところに行ってみると、ドア(バック)ミラーが
こんなになっていた。

ズート向こうに写っている木(柿の木)にめがけてバックして行ってこのミラーをぶつけた。と、これが後に事故調査員(これは私)に全面自供した彼女の供述のすべてである。此処だけの話、見事な腕前と言わざるを得ない。
それにしても、しかしである。調査員の謎は深まるばかりである。バックミラーに次第に大きく写りやがて(仕方なく、なすすべもなしに?)ガッチャンコするまでに接近してくる木を見ないで、どこを見て彼女はバックしていたのだろうか。(思わぬ身近なところに謎は潜んでいるものである。)
「自分の運転技量を過信しないようにしたらどうなん」と常日頃の劣勢を挽回すべく事故調査員(これは私)は恐る恐る進言してみた。しかし、これは言わずもがなのことだったろう。前日の彼女の凹み様で彼女の過信と反省は証明されていたのだもの。(それにしてもこの者、可愛いところもある)
後刻、車屋に相談したら、元に戻すためには数万円の費用(それも5を越える)だという。青山はまだまだ続くのである。

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