2011年10月29日土曜日

2011.10.29極私的見聞

2011/10/29 極私的見聞
昼過ぎ、小腹が空いて弁当屋に寄った。「ほかほか」だ。店前のガラスに「求人」の張り紙がしてある。「アルバイト募集・主婦・高校生・フリーター」時間帯は書いてあるが、給与は書いていない。愛好する「海苔弁」の支払いをする時、「時給」を書いていないのは何故と聞いたら、途端に対応の機嫌が悪くなった。(こちらも、ペットボトルの茶を「ドリンク」と表現された途端に「ム」としていたのであるが。)「時間帯によって金額が違うので(書いていない)」というのが、不機嫌な答えだった。そのくらいのこと書けぬことはなかろうとは思う。しかし私の発見は求人に「フリーター」の文字を見たことだった。



私のような年齢の者は求人に「フリーター」と見ると違和感を覚えるけれど。街の雑踏の中に、なにげにそれは掲示してあった。
いずれにせよ、例外の存在ではなく「フリーター」と呼ぶしかない階層が大量に生み出されつつあるのだ。その階層はこれからのこのクニを背負って立つ世代でもあるだろう。
何事もないような、毎日の街の風景だけれども、その底では重大な変化、地すべり的変化が起こっているのではなかろうか。

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