2011年10月2日日曜日

深夜の稲荷ずし

金曜日の夜半
『金曜日の夜半
コップの底の氷の塊に
ウイスキーを注ぎこんで
ウイスキーを溶かしながら
酔っ払っている と
無性にいなり寿司が食いたくなる
そうだ、食いたいと思うことは自由だと思う
食えるか食えないかそれはわからない と
付け加える

食いたいときに食いたいのだ
土曜日の朝にはいなり寿司のことは忘れているだろう
(透明なコップに指つっこんで濡れた氷と渇いたウイスキーをかきまぜた)』

こんなことを書き付けるぐらいなら飲むのを早々に切り上げて作った方が早い。(もっとも、貧しくて食材が買えないのか、それとも作る技術がないのか。)
まな板に揚げをのせて
三角に切るやり方もあるが今回は四角でゆく
あとで袋状になってもらわなければいけないので
ここで開いておく、手でも出来るがやはり、包丁を入れて開く方がエレガント
洗練されたやり方だろう、イヤなら手で開けばいい
揚げの脂抜き、5分ほど煮た。ついでに半熟卵も作ろう。
砂糖、醤油で煮る。この後、落とし蓋をした。
飯の炊きあがる前にすし酢(酢・砂糖・塩)を用意する
ざっくり混ぜて
少し冷まして、作り置きのキンピラゴボウとゴマを載せて
混ぜた。揚げはどうした

こうして裏返して包み易いようにしておいて。
皿も用意して
できあがり。
1974年。ずいぶん昔の私に「ほらこれでも喰え」と渡してやろう。

5 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

長年主婦をやっていますが、「料理は仕方なく、しぶしぶ」という状態です。それでも、若いころは、大人数のもてなし料理をしていました。今は煮る、焼く、茹でるのワンパターン。日常と変わったものを作るのは、大変なストレス。稲荷ずしなど、とてもとても!作ってみようかという気持ちすら起きません。どうして、料理にハードルが低くて、思いついたらすぐに取りかかれるのか不思議です。自作の稲荷ずし
がおいしかったか否か報告ください。

野良通信 さんのコメント...

コメントありがとうございます。料理は必要からというよりも興味からやっています。仔猫が玉をとって遊んでいるようなものです。
稲荷に関して述べますと、前日、夕方の半額セールの稲荷揚げを買ったのが始まりでした(百円だったか)。始めてみれば、12個しか出来ない、そこで、買い置きのパック入り味付け稲荷揚げも使う事にしました。(煩雑になるのでこれは載せていない)これが10個。ここで手作りと半製品の比較の楽しみも新たに加わったわけです。計22個は日付の変わらぬうちに済みました、日曜日で地域の奉仕作業から帰ったつれあいは、かなり消費したみたいです。「半製品は辛い、家での方が美味しい」というのが彼女の感想です。子供も大きくなり「あれ食べたい」と言われる事も無くなり、料理は、遊びに変身しつつあります。

匿名 さんのコメント...

コメントのコメントありがとうございます。料理を遊びにできる心のゆとりでしょうね。
さて、生活を綴りながら、何度も捻りの効いた世相を斬る文章楽しみにしています。また、永瀬清子の詩など野良通信さん流にご紹介ください。

玉井人ひろた さんのコメント...

油揚げを裏返しのまま酢飯を入れての稲荷も、食感が良くてうまいですよ

野良通信 さんのコメント...

コメントありがとうございます。今度の機会に試してみます。
ブログ、楽しみに読ませていただいています。毎日というのは大変だな、とブログをやってみてよくわかります。