2011年10月29日土曜日

雑感 3

仔猫が三匹家にいる。それを見ての感想
仔猫は「カワイイ」。それはどうしてか。咬んでも、引っ掻いてもたいした被害がない。それもあるだろう、しかし、そういう感情が見るこちらに喚起されるのはそればかりではないだろう。私はひとことで言うならば「何も持っていない」ということではなかろうかと考える。ヒトは、往々にして、「~だ」でくくられる。弁護士だ。医者だ。議員だ。社長だ。公務員だ。その自意識はしばしば、我々に「それなりの対応を求める」この厄介さは、かなりのものだ。それなしに、そこにあるだけのもの。「おいらは誰・ここは何処」彼らの持ち合わせている物といえば、「用心深く、慎重で、なお大胆である」命の基本それだけと考えた。

家に上がろうとしたら、ちょうど仔猫が、廊下を向こうから走って来ているところだった。急ブレーキ、足を滑らせながら停止、Uターン、再び足を空転させて加速して走り去る。他はどうか知らないが、運動性能だけは優れているみたいだ。ヘルメットをあみだに被った暴走バイクの兄ちゃんみたいだと思う。

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