2012年2月18日土曜日

2012.2.17の日記

2012.2.17の日記



風荒く、空の高みで吹きすさぶ日。しかし、日差しは日ごとに強さを取り戻しつつある。この風に乗ってか、遠くのヒトの話し声が聞こえている。鼻に掛かったカン高い声だ。聞くともなしにいたら、昔の事を思い出した、昔は野良にヒトビトがたむろしていた。仕事半分、世話ばなし半分でワイワイやっていた。今から思えば「政治向き」の話もよくしていた。出来たばかりの「公明党」のこと、今は亡き「社会党」の奮闘のこと、など。むろんコメや野菜の値段など百姓向きの話題に交じっての話だ。どの政党を支持するか、支持無しであることは考えられなかった。そうしてみれば、みんな政治のファンだったのだ。ちょうどAKB48のファンが投票するように。


さて、遠くからの話はいつもの「自慢話」のようだ。ヒトビトは政治の話をしなくなった。当時に比べて生活費の中に占める公共費用(国保料・介護保険料・税の数々)は格段にその閾値を増しているにもかかわらず。


つまりそれは、政治が遠くなったということなのだろうか、それとも深く浸透してしまったということなんだろうか。これが成熟社会の必然なんだろうか。


「物言えば唇寒し冬の立ち話」

0 件のコメント: