2012年2月18日土曜日

麹づくり 顛末 2

麹づくり 顛末 2

麹は米に取り付くカビでしかないのだから、それを生やすのにそんなに神経質になることはない。「水」と「温度」と「空気」があればたちまち繁殖する。

これが今回使用した麹種、値は二百円程か、レトロなデザインが頼もしい
 そういえば、ヒト人類の友「水虫」もカビだそうだ。
それはそうとして(このイメージは捨てて)我が家で麹を作るには少し乗り越えねばならないハードルがある。それはネコだ。
麹づくりの理想は、炬燵みたいな空間に、蒸して水分を充分に吸った米粒を入れて温度を与える。炬燵ならばスイッチを「ポチ」とすれば、空間はたちまち40度Cぐらいにはなる。あとは空気だ。それは、さらし木綿に麹をまぶした蒸米を包み、それを「もろぶた」(私は稲苗を作る苗盆を使っていた。サイズは30センチ×60センチ)に平均にしておいて~。
しかし、すると、外気温零度の寒さに震えているネコは炬燵の中に入るのである。おまけに、いい匂いのする米粒が目の前にあれば、齧ってみたくもなる。それは困るのである。だから、炬燵の空間に直接に鍋に入れたコメ(麹をまぶしつけたそれ)を入れることにした。空気はどうするのか?それは、時々鍋を出して、混ぜることで供給する。それ以外にあるまい。

こうして、コメを蒸した
湯を沸かしたのだから。とゆで卵を作った。我ながらチイセー男だ。

こんな鍋に入れた
これがカビの付く前の蒸米、麹菌は振ってある
これが、製造工程を変更させたモノども


2 件のコメント:

ゆりひなな さんのコメント...

野良さん、おはようございます。ゆりひななです。
つい先日、初めて味噌を作りました~。大豆と乾燥麹を買って、材料費は三千円弱。出来上がりは4キロ。麹がお高いんです。塩麹も作りたいけど、麹ってなかなか手に入らない。そーかー。米から自分で作ればいいんですね。

そのレトロな袋の麹種は、どこで売ってるんですか~?興味津々。

野良通信 さんのコメント...

麹種は「味噌屋」で買っています。冷凍庫に入れておけば二年や三年は持つ。ちなみに写真の麹はそんな、麹種でした。新しいのを購入して使ってみたら、菌の力は新しいほうがあるみたいでした。
購入先を記しておきますと、「備前味噌醤油」086-222-2645。「いつもありがとうございます」とここのお姉さんは印象がいい。おじさんは上機嫌だ。
それはそうと。「今野モヤシ」を検索してみたらどうだろう。案外関西で製造しているかも知れない。
失敗も楽しいものです。いちど試して見られたらと考えました。