2011年11月23日水曜日

ふたたび原発について

ふたたび原発について
「安全神話」がくずれた後、このクニがどんな変化をしているか。興味深い記事を見つけたので紹介したい。
政府はこの期に及んでも「徹底した安全対策を行い、安全性を確認した原子力発電所は活用」(国家戦略会議 資料「『日本再生のための戦略にむけて』について」)などとやっているので、お話にならないけれども。
さて記事の題は「浜岡永久停止の『牧之原ショック』」。記事のキレはたいしたことないけれども、中身を要約すれば、地震と津波と原発事故リスクを避けて企業が移転をし始めている。地元自治体も税収減に慌てて対策をとってるが関係自治体相互の軋轢が生まれている。ということだろう。(軋轢を解消する為に国・県は知恵を出せというこの記事の結論は先ほど書いたクニの考え方からすれば空しい注文と言わざるを得ない)
安全神話の元で隠されていた矛盾が顕わになってきていると私は思った。言い換えれば、今までの矛盾は国・電力会社と住民との間にあったけれども、企業と自治体。自治体と自治体。との矛盾が現われてきているのである。もう少し抽象化すれば現代社会を席捲し支配している「資本」のなかに明らかな亀裂が生まれているのではないか。これは私の読み違いだろうか。記事を載せてみよう。
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2 件のコメント:

玉井人ひろた さんのコメント...

たぶんそちらではニュースにもなっていないでしょうが、福島第2原子力発電所は電気系統の復旧が終わりいつでも稼働可能状態になりました。
つまり送電可能になったのですが、まさか動かさないでしょうね?

野良通信 さんのコメント...

コメントありがとうございます。言われるようにニュースにもなっていません。福島第二原発が「再稼動」するには、それなりの「ハードル」があると思っていましたが、そのハードルはどれぐらいの高さなんでしょうか。