2009年10月1日木曜日

言葉を集めて つづく

・ 「ゴタあな」
大きな穴。メモには「道にゴタ穴が開いた。と使う、ゴダ=無茶、の用法のひとつか」とある。しかし、大きい、ずいぶんと大きいだけのことを無茶苦茶とは表現しないだろう。無茶は比較できないものを表わす。『ほんにのうや』に当たると、「ゴウナ、ゴーナ」、があった、大きな、強いという意。「豪」であろう。道に豪な穴が開いている。

前々回、てこずった、「コタ」について、『ほんにのうや』に「コモクタ」=塵芥、の項を発見した。K女史の「まつごを掻きに」は薪を取りに行くのが目的であった。一方、「コタかき」の目的は、山の掃除にある。春、秋に茸が生えやすいように山を掃除するのだ。茸の収穫は百姓の大きな収入源である(あった)。「コタをかく」は「コモクタをかく」かもしれない。

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