2010年12月12日日曜日

獣害と自給

獣害と食料の自給
今年は獣害についての記事が目立った。そして、年々その被害が拡がりつつある事も身近の例で明らかだ。私も今年のトウモロコシは全滅であった。こんな事は初めて。
雉にサツマイモを食われたとか、トマトは網を架けないと取れないだとか。10年前とは、食う者(獣)の種類もさることながら、食われる作物の種類も増えているようだ。ヒトと獣とのバランスの臨界点を踏み越えたのであろうか。
わが身を含め、獣対策に頭を抱えてこれからも過ごすのであろう。一方、獣の食料に対する「執念深さ」「貪欲」にも眼を見張るものがある。こんな言い方は変だが「命と引き換えにしてでも食料を手に入れようとする」本能がそこにはある。
一歩ひいて、考えてみれば、ヒトも獣と変わりない生きものなのだ。いくらお利口さんと自分で思っていても、ケモノには変わりない。いったん食料不足に陥れば、獣もかくやという、醜い争いがそこでは繰り広げられると想像できる。
食料の自給は、何はさて置き、実現すべきヒト社会の課題なのではなかったか。

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