2010年12月15日水曜日

ポストがない

ポストがない
オフクロが葉書を手に「ポストがおらんようになった」と帰って来て言う。何を言っている、ポストは動かぬもの、だから道標になる。いやそれよりも、オフクロもついに呆けたか。と葉書を手に行ってみた。ポストのあった場所に。きれいさっぱり挨拶も無しにいなくなっていた。
ここにあった
こうなると、バス停がまだあるかどうか心配になる、その足で行ってみた。

倒れそうだがあった。ガードレールに支えられてやっと立っていた。中身はもう倒れている。

一日に7便、週に二日は4便になる。まるで「離島便」だ。地続きなのに。いや、見離されているという点では離島であろうか。
郵便局(会社?)に電話をかけて、ポストの事を聞いたら「あるはず」という。「配達の者に聞いてみます。」とも言う。でも、不便をかこつ、あなたの連絡先を教えて、とは言わない。サービス業ってこんなものだったかしら。と考えた。何はさて置き、ないものはないんだが。



追記。オフクロは近所の人からポストの在り処を聞いたようで。数刻後、得意の顔の彼女の言うところによれば、10数メートル離れた、火の見櫓の跡に移転しているらしい。
行って見れば、赤いのがふたつならんでいた。
それにしても、神経の無い時代になったものだ。移転の知らせは公には何もない。せめて、元の場所に知らせの札でもあればなんだが。

2 件のコメント:

玉井人ひろた さんのコメント...

移動案内は常識だと思うのですが、郵便やも変わったものですね

野良通信 さんのコメント...

その昔、車を盗まれたことがあって、「あれー、ここに停めておいたのに。いや違うところに停めたか」と、ずいぶん探して、もしかしたら盗まれた?と思うわけで。ポストもまず自分を疑いました。
それにしても、郵便会社は、いつまでお役所なのだろう。