2010年12月23日木曜日

おこわ

子が子を連れて帰省した。寝返りをしては、元に戻れぬと悔し泣きをしている。誠に厄介なしろものである。しかし、考えてみれば大人ビトでも同じようなものだろう。さすがに寝返りぐらいで泣かぬとしても。「ドウシテコンナコトニナッテシマッタノダロウ」


そんなわけで、つれあいは、「おこわ」を作ることになった。たまには、腕をふるわないと、鈍ってしまうだろう。丁度いい。取材をした。以下報告。

もち米はひと晩漬けてざるにあげてある。水に漬けて置く事を「水にカス(浸す)」と言うが方言であるらしい。

混ぜ込む物は、鶏肉、栗、ニンジン、ゴボウ、シイタケ、コンニャク、タケノコ、トウモロコシ、グリンピース。「ちらし寿し」が海の物で作るとすれば、これは山の物で作るみたいである。

油をしいた鍋でまず鳥を炒めて、のち醤油ベースの味を具に染ませる。下味みたいなものか。出来た具と汁は分けておく。もち米に具を混ぜ込んで蒸しにかかった。

蒸しながら、時折、醤油ベースの汁を上からまわしかけた。3回ぐらいか。

蒸しあがれば出来上がり、20分程かかったか。

2 件のコメント:

玉井人ひろた さんのコメント...

浸すことを「かす」というんですね。
わが地域の方言では「うるがす」と言います。ちょっと似ていますね

野良通信 さんのコメント...

似てますねー。西洋由来のカタカナ言葉の蔓延で、日本語がアブナイなどと言いますが、この国で使われていた言葉の、呪縛力は、そんな心配は無用なほど強い。
我々が変わらなければ、言葉も変わらないでしょう。言葉の変わる順番はそれしかない。と考えます。