2009年9月8日火曜日

言葉を集めて つづく

・ 「サブル」さぶる
メモには「けずりとること」とある。これが正しい意味か確かめようと、方言辞典を引くと、削り取ることは「コサゲル」「ハツル」と言うとある。さて、どうしたものか。
辞典によると、似ている 言葉「サビル」は選り分けるという意があるらしい。考えてみれば、全体から部分を選び取る行為は削り取ることでもある。わたしの聞いた「サブル」は、どうやら「選り分ける」に近い「けずりとる」だったのか。遠い昔の話だ、確かめるすべはない。
とここまで書いて、同じひとつの行為(動作)に複数のコトバを用意することは、有り得ないのであるから、サブル、サビル、コサゲル、ハツルはそれぞれに違う行為を表しているはずなのだと考えた。今の私には「サブル」について此処までしか分からない。

・ 「ホケ」
ゆげ。湯気。のこと。「ホケ」は不思議な物質、ミズ(水)のひとつの表現にすぎないのだけれど。冬に積み上げた堆肥が発酵してくると、淡い光のなかにホケがゆれながらあるのだった。

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