2009年9月12日土曜日

ブログの孤独

人生における喜びをふたつ挙げよ。という質問にはこれまでも、そしてこれからも、御目にかかる事はなかろう。しかし、仮にそう聞かれたら、わたしは即座に、「食わせること」と「養うこと」と答えるだろう。ヒト人類の仕事はつきつめれば、次の世代を育て上げることだから、下衆の私にも、先のふたつに喜びを見出すのだ。いや、目線を遠く延ばせば、ここ数万年のそれがなければ、私もあなたも存在しはしない。美の実現、正義の実現、真理の追究などなどは、それができてからゆっくりやればよろしい。
ところで、今日(9.12)の新聞各紙はそろって「高校生の求人半減」を報じている。こんなことは、みんな肌では感じていたことでも、数字にしてみるのは役所(厚生労働省発表)しかないよな。と思いながら読んだ。4年ぶりだそうだ。有効求人倍率が1.0を切るのは。そ の数値0.71。地元の地方紙は、0.67と報じている。
つまるところ、この社会は、百年に一度ではなく数年に一度は、経済の痙攣で後継者を養えなくなるようなのだ。どうしてそんなことになるか、ゆっくり考えるとして、私にはひとつのイメージがある。暴れまわる経済の後を、汗をかきかき追いかけている政治というイメージが。

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