2009年9月22日火曜日

言葉を集めて つづく

・ 「マウマウ」
・ 「ハウハウ」
それぞれに、「舞う」、「這う」、である。それぞれの意は説明するまでもないだろう。ところが、この既知の親しい言葉が、ふたつ繋がれば変身するのである。
「マウマウ」は向こうからやって来るヒトを形容する。あわてて、あせって、尋常を失って、困り事を抱えて。マウマウ相談に来たのだ。
「ハウハウ」は己に属す。楽々するのではない、なんとか、やっとの思いで、やりつつある。あるいは、幸運に恵まれてやり遂げたのだ。ヒトはどう思おうと。
したがって、例えば、「他者Aが、ある日マウマウ相談にきたことを、私Bは、ハウハウ解決した」のようになるだろう。
私には、教養なるものはない。であるから、形容している、動詞である、みたいなことは残念にして解らない。しかし、このコトバの変身にはココロ動かされるのである。マウマウもハウハウも近頃は聞かない、我々の失いつつあるものは、取り返しの付かないものであるのかもしれない。

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