子が子を連れて帰省した。寝返りをしては、元に戻れぬと悔し泣きをしている。誠に厄介なしろものである。しかし、考えてみれば大人ビトでも同じようなものだろう。さすがに寝返りぐらいで泣かぬとしても。「ドウシテコンナコトニナッテシマッタノダロウ」
そんなわけで、つれあい は、「おこわ」を作ることになった。たまには、腕をふるわないと、鈍ってしまうだろう。丁度いい。取材をした。以下報告。
もち米はひと晩漬けてざるにあげてある。水に漬けて置く事を「水にカス(浸す)」と言うが方言であるらしい。
混ぜ込む物は、鶏肉、栗、ニンジン、ゴボウ、シイタケ、コンニャク、タケノコ、トウモロコシ、グリンピース。「ちらし寿し」が海の物で作るとすれば、これは山の物で作るみたいである。
油をしいた鍋でまず鳥を炒めて、のち醤油ベースの味を具に染ませる。下味みたいなものか。出来た具と汁は分けておく。もち米に具を混ぜ込んで蒸しにかかった。
蒸しながら、時折、醤油ベースの汁を上からまわしかけた。3回ぐらいか。
蒸しあがれば出来上がり、20分程かかったか。
2 件のコメント:
浸すことを「かす」というんですね。
わが地域の方言では「うるがす」と言います。ちょっと似ていますね
似てますねー。西洋由来のカタカナ言葉の蔓延で、日本語がアブナイなどと言いますが、この国で使われていた言葉の、呪縛力は、そんな心配は無用なほど強い。
我々が変わらなければ、言葉も変わらないでしょう。言葉の変わる順番はそれしかない。と考えます。
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