2010年4月9日金曜日

ブログの孤独 つづく

モノモノの連関


ブログでひとつの絵に出合った。これは「常夜燈」。


それと、そっくりなのが私の暮らす所の神社にもある。これは「奉燈」。


どちらも、130年前頃に作られた物と推測された。場所は海を隔てた対岸になる。

デジカメで下の絵を撮っているとF氏が通りかかった。歴史に興味があるらしく、丁寧に由来を説明された。彼は、1935年(S10)頃生まれ、国立大学卒業の後、役人生活を終えてこのムラ(生まれたところ)に暮らしている。後日、地元の石工に関する論文のコピーをポストに入れていただいていた。
ひるがえって、私の血縁H女史もF氏と同じ様な経歴をたどり、退職して市内に暮らしている。彼女もまた歴史に興味がある。暇があれば、いや無くても、同好の諸子と遺跡めぐりに精をだしている。

130年前の物と、75年前の者。それぞれに連関がありそうである。

ところで、歴史は必ずしもきらびやかではない事実の向こうにモノモノの連関を見出し、空想を展開する事が楽しいのである。それは魚釣りの楽しみと似ているし、極言すれば「恋愛」のそれにも似ているだろう。
時の流れは無情に我々を運び来たり、全てを忘却に終わらせようとしているが、我々の感性はそうであるからこそ遠い彼方にまで及ぶのであろうか。

注、最初の絵は「竹永みつえ」氏のブログより。

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