2010年4月13日火曜日

ブログの孤独 つづく

比喩の射程 1


思っていても、そうであるとか、ましてそうではないとか言わないのが紳士のたしなみだろう。しかし、これはかなりの別嬪ではなかろうか。短髪、丸めがね、ちょっとキツメのお姉さん。黙っては居ないだろうこの口元は。

このポスターで、永瀬清子展を知った。(吉備路文学館・25日まで)先週だったか、重い腰をあげ、「行くぞ」と周りに宣言し、行ってみると休館日(月曜日)だった。永瀬ファンのH女史に「どうだった」と聞かれて「実は~」と言うと、大変な喜びようで、近年あんなに人に喜ばれた記憶はない。できる「失敗」はした方がいい、他人の楽しみにはなる。後日女史はちゃんと月曜日をはずして行ったらしい。

行ってから書こうと思っていたが、行かずに書くことにした。「比喩の射程」と題して。

永瀬清子氏(1906(M39)~1995(H7))をお見かけしたのは1980年頃、何かの集会に来賓で来られていた時のように記憶する。そのころは、貫禄が加わり、宮崎アニメに出てくる海賊の女親分のように成っておられた。年表を見ればその少し前に出された詩集『海は陸へと』(1965~1972)に私の好む詩「私は地球」はある。
この項つづく

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