2012年3月17日土曜日

鳴くと歌う

鳴く
隣の庭から小鳥の「ピーッッ・ピーッッ・ピー」と鳴く声がきこえている。しばらく繰り返している。「ピーッッ・ピーッッ・ピー」、どんな鳥なのか調べてみた。ところが「同じ鳥でも、時と場所によって鳴き声が違う」。という説明につまずいて断念する。言われてみれば、あのヤンチャなカラスも「ギヤー」といったり「カー」といったりする。
鳥の声は「鳴く・啼く」と言われ「歌う・唄う」とも表現される。ヒトだって繰り返し歌う。それは、求愛の仕草だったり、お気に入りの節回しだったり、お気に入りの気分の再現だったりする。私も歌う。家の者の迷惑をかえりみることなしに。生きているのだから許してもらおう。鳥でも同じ事だろう。繰り返し歌うことで、一度きりの命を、一度きりの季節に表現しているのだ。「ピーッッ・ピーッッ・ピー」。

歌う
ところで、今年の春は、同じ歌が、繰り返し歌われたらしい。「君が代」のことだ。罰で脅して「口パクチェック」までして歌わせたらしい。これってもう「歌」ではないよな。

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