2012年3月31日土曜日

生きがい

由紀さおり 生きがい

作詞:山上路夫
作曲:渋谷毅

今あなたは目ざめ 煙草をくわえてる
早く起きてね バスが来るでしょう
お茶さえ飲まないで とび出してゆくのね
体に毒よ いつもそうなの
アア あなたと別れた今でも
アア 私はあなたと生きているの

いつの日も 生きてるの

もう別れてしまった 二人なのに
遠くはなれてしまった 二人なのに
私はあなたとしか 生きられない
それだけが 私のよろこび
それだけが 私の幸せなの

今たそがれの街 あなたは歩いてる
どこへ急ぐの 人波の中
もしも私のこと 想い出したならば
すぐに電話で 声を聞かせて

アア あなたと別れた今でも
アア 私はあなたと生きているの
いつの日も 生きてるの
いつの日も 生きてるの

この歌が好きで、よく聞いていた。オトコにとって気持ちいい歌詞だ。別れ別れになってもこんなに思ってくれている女性がいる。そんな現実にはあり得ないことを歌っている。だからこそ、この歌が好きで、よく聞いていたのだろう。

今になって、聞き返してみると、この歌詞はまた違った聞き方も出来る、イヤその方が「現実的だ」と気づいている。母が息子を思うシーン。いや、父が娘を思うシーン。逆に子から親思う、でもよかろう。ヒトがヒトを想う事を昇華して、この詩はまことに優れていると思う次第だ。

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