2010年10月19日火曜日

稲刈りの前に

今日は稲刈りをした。その報告をしようと思う。どういう形でするか迷っている。田植えから始めなければ、わかってもらえないとも考えている。稲に対しての最近のモチベーションの低下も書かねばとも思う。我が愛機、井関フロンティアHL60コンバインの雄姿を見てもらいたいとも考える。絵も撮ったし。とココロ、千路に乱れて、何故か「ペン・タブレット」を購入した。さて、始めよう。
と書いて、その前に、今日のニュースで「これは」と思った事が思い出せない。しばらく、政治でもない、芸能でもない、と記憶の断片を辿っていると、そうだ「熊だ」と思い出した。住宅街に現れた熊の親子の映像の事だ。居合わせた車が威嚇のクラクションを鳴らした。すると、母熊がその車を威嚇したのだ、仔熊はウロウロと車の前にいたと記憶する。この母熊の行動に私は「これだ」とココロ動かされたのだ。「母」とはそういう存在ではなかったか、(ここに「父」が居ないのは残念だが、たいていは居ないのだからしかたない。)
生物(動物)の子育てはいつも命懸けだ。ヒトの子育てが時としてそうではないのは何故か。その事を考えている。
稲刈りは、残り三枚。疲れて、グダグダだー。

2 件のコメント:

牛太 さんのコメント...

稲刈りお疲れさまです。
私の住んでいる岐阜市では、コシヒカリ類は9月の1週目から稲刈りをしていました。現在、刈り入れが終わっていないのは、特産の晩生種「ハツシモ」だけです。
熊の話で思い出しました。以前、神奈川に住んでいたころ、イヌ2頭、リードを付けずに山の中を歩いていると、脇の藪から小さめキジのような鳥が飛び出してきました。
翼を怪我しているかのように、翼をバタバタさせながらイヌの前を走っていくのです。イヌたちは本能で追いかけます。30メートルほど行くと、その鳥が出てきた藪から4羽のヒナ鳥がヨチヨチと小径を横切り、反対の藪に消えてゆきました。
ちょうどそのころ、オヤ鳥はサーッと空へ。
イヌが近づいてきたので、ヒナ鳥を守るためにイヌの前に飛びだし、イヌの気をオノレに引きつけたのだと思います。
コドモを守るためのハハオヤの本能は凄いな、と思いました。誰に教わったわけでもないのに凄いな、文字通り命懸けで凄いな、と。
以来「本能」に対する考えが違っています。ヒトという動物の本能はなんなのだろうと考えます。
稲刈りの記事、楽しみにしております。

野良通信 さんのコメント...

コメントありがとうございます。稲刈りは小雨でお休みです。稲が濡れていると機械は使えない。手でなら刈れるけどなー。それはしない。
ところで、熊の件に関して、私の念頭には以下の文がありました。参考までに。

「野に生きるものの情愛は、人間が想像しているよりもはるかに強い。科学の言葉を借りるなら、ある特殊なホルモンの作用であり、脳の一部の中枢の働きであるやもしれぬ。が、それだけでは計り尽せぬ大きさ豊かさと烈しさがあるのも事実である。特に動物は、一片の愛の動作のために全存在をかける。
そして、それはまた動物と動物とを結ぶ絆でもある。生命体をこの世にあらしめているものは、その根底にある不思議な衝動、愛である。僕の興味はその一点にしかない。」
『どんべえ物語』 畑正憲作品集14  44ページ。 文芸春秋