2010年9月15日水曜日

たかがひとつの

民主党の代表選挙報道にマスコミは一日を費やした。たかがひとつの政党のことで、これほどの労力を使う理由はひとつだけだろう。民主党の党首が、これからあれこれの過程をたどってこのクニの最高責任者になるというこの事実のせいだろう。
そうだとすれば、マスコミはまず最初に、この党内選挙制度の妥当性について検証すべきだった。
極端な話で恐縮だが、この党が党首を「籤(クジ)引き」で決めるとした場合。マスコミは占い師をコメンテーターとして動員し報道するのか?いや「ジャンケンで」と言われれば、どうするのか。
マスコミ報道の定見の無さに呆れている。
いずれにせよ、「民主主義」なるものが、ヒト人類の今のところの最良の政治形態であるとしても、我々は、その「とばぐち」にもたどりついていない事が露呈した日であった。

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