2010年9月24日金曜日

道路改良の謎

このあいだ、午後のことだ県道を三々五々帰宅する子供らに遭った。県道を通学するのは危ないじゃないか。通学路があるはず。と県道に並行している通学路に行ってみれば工事をしている。



もともと、巾1mもないが、舗装した通学路がここにはあった。斯く書く私も通った道だ。その拡張工事をしている。どうして、子供たちを、危ない県道まで追い出して工事をしなければならないのだろうか。下に県道の絵。これが臨時?通学路になっていた。



この工事の事を、担当の市・建設課に聞いてみた。すると「通学路の安全のために」と地元土木員(今、地元の土木員は市議会議員)からの要請でやっているという。通学路に「車を通すようにすれば、かえって子供が危なくなるのでは」と聞けば、「道路交通法を車が守れば安全のはず」という。そうならばどんな道でも通学路になるし、手間隙かけて「通学路」を定めなくてもいいはずだ、と考えた。が。役人と話をするのは生まれて初めてではないので、それ以上の話はしなかった。

          これはすでに拡張済みの道の絵。看板の文字が空しい。
思うに拡張する道沿いの田畑の価値がこれで上がるのだろう、私にはそれ以外の理由は考え付かない。子供を山車(ダシ)にし、尚もその上、子供を危険に晒(さら)してまで追求しなければならぬ利益とは何か、それを実行する役人とは何か、鬼畜は意外に身近にいるのではないか。

さて、今話題の厚生省のこと。近くの役人がこんなだから、遠くの役人「ムラキ」もヤッタに違いないとあなたは思わなかったか。私は思った。思ったことをおかしいとは今も思わない。タマサカ稀なことに、彼女が該当の事例に係わっていなかっただけなのだ。新聞(毎日)によれば「議員に言われたら何でもするんでしょ」と検事に決め付けられたと彼女は憤慨してみせる。「議員に言われたらなんでもする」役人がこのクニにひとりもいなくなってから憤慨してほしい。
こんなムズカシイ注文を彼女につける理由は、起訴されても家族の暖かい支援に支えられて専業主婦をこなし、なを職場に復帰すればこれまた笑顔と拍手で迎えられ元の鞘に収まる、そんな特別にめぐまれている職業婦人は稀であろうからだ。彼女にはこのくらいのハードルは越えて欲しい。
それにしても、今回もマスコミはトコトン情緒に流れていたと思いませんか。税金を搾取された事実はアッチムイテ・ホイで、その上、お涙頂戴のストーリーの垂れ流し。このドラマ、制作費は何億円なんだろう。

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