2009年8月6日木曜日

言葉を集めた つづき

・「出てくる」
定植した苗が居ついて、成長しはじめたようす。このあたりの棚田では、田植えの後、10日程、稲苗はじっとしている。そののち、根を伸ばし養分を吸い、「デテクル」のである。

・「ジノカワがミエナイ」
小さな草が一面に生えてきて地面が見えない。地の皮が見えない。ということなのだろう。地表は皮なのである、という表現(認識)に出会った時の驚きは今でも憶えている。

・「ワタジ」
畑のこと。「綿地」であればこの国のここ200年ほどの産業構造の変遷のなごりだろう。私の棲息する所には、いまだに、養蚕用の二階建ての家屋が残っている。綿花も栽培していたのだろうか。

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