2009年8月20日木曜日

言葉を集めた つづき

・ 「アオノケノツバ」
「天に唾す」という諺の変形版。天に~の方は、戒めの要素が強いが、アオノケ~の方は、意外なことになったという意味。当時のメモを写せば「良いと思ってしたことが逆になること」とある。あおむけ、と、のけぞる、を、あおのけ、と変形させるセンスは只者にはなかろう。先日、痛風であるにもかからず大酒を食らって痛い目にあった私に、つれあいが「アオノケノツバ」と言い放ったが、これは戒めの意味であったのであろうか。

ブログらしく、知人に送った手紙を記しておこう。反省のよすがとして。
『ところで、ここ数日は臥せっていた。痛風のせいだ。数日前から変だとは思っていたが、いよいよやってきたのは、13日だった。折悪しく、その日はつれあいの妹のむすめの結婚披露宴(半年になる赤ん坊もその父親も披露するという宴)の日で、ビッコを引き引き、参加した。しおらしくしていたのは座るまでで、ビールは良くないそうだから、焼酎にしよう、いやヒヤでゆくか、と隣の義弟と飲みだして、あっちの夫婦のなれそめをいじり、こっちの夫婦の諍いを暴露し、「子供も成人したし、もう好きにさせてもらう」と宣言し皆からブーイングをもらい。あまつさえ、腫れて曲がらぬ足指を「ほら、もう痛くない」とまげてみせたりした。ここまでやると、さすがの神様も黙ってはいなかった。後日、宴席に忘れてきたメモ帳を送ってもらった。同封の添え書きが妙にこころにしみた。「先日は、お越し頂きまして誠にありがとうございます。お忘れ物を同封させて頂いております。どうぞお確かめ下さいませ。暑い日が続きます。お身体どうぞご自愛下さいませ。」 09.8.20』

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