2009年8月20日木曜日

言葉を集めた つづき

・ 「トチケモナイ」
とんでもない時に。思ってもみない事を。「~がトチケモない時(例えば深夜)に来て~」「~がトチケモナイ事を言う(する)」。とんでもない、とんでもねえ、とちけもない、と滑って行くに連れて、アスファルトやコンクリートから次第に野良に帰って行くような思いがする。当てる漢字はおそらく無かろう。
 と書いて、しばらく後、「途轍(とてつ)」を思いついた。これが正解ならば、なんでもありだなと考えた。いや、トチケのおかげでトテツの意味が私の中でふくらんだような気がしている。
 と、書いてから二日の後、古語辞典に「何方風(ドチカゼ)」を見つけた。そういえば、「北風」のことを、つれあいの育ったとこでは、「キタケ」と言っている。ドチカゼはドチケに変身しトチケとなる。
 とここまで書いて「トチケモネエ言をヒロゲルナ」という声が聞こえる。そう、この次には「ヒロゲル」について書こう。

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