2009年11月18日水曜日

何を如何して食らうか つづく

牡蠣ご飯のこと。
この前のカキは昆布とカツオで取った出汁があったので、それを沸かして、食うだけ、(二個か三個)をポトンと入れてクラットさせて、畑から摘んできた春菊を浮かべて食った。塩気はカキが持っているので飲む人が好みに合わせて醤油でもたらせばいい。酒をくらいながら、家族のぶんを作り、自分のものは、酒のあとに、最後に作る。ここだけの話だが、後になるほどカキのだしが汁の中に溶け出してうまいのだ。この食い意地が痛風を呼ぶのか。


さて、またカキを買った。フライにするか、どうするか、つれあいが思案の前を通りかかったので、カキは何で食いたいかと聞けば、ご飯がいいと言う。さればとて、炊けるように仕掛けておいた炊飯釜から水を捨て、鍋のカキに醤油を、今回は三合だから大匙2、(具が多いときは3)をいれ、酒を適当にふりかけて、身がぷっくりしたら火を止めて、さて何と炊こうか、サトイモは畑にあるが、堀りに行くのは面倒だ、牛蒡、ニンジンも刻むのがめんどうだ、と考えた、冷凍庫を漁ると、春の筍があった、これでゆこう。カキを炊いた汁を炊飯釜に入れ水を分量に張り、その上に筍をのせ焚きにかかる。鍋に残ったカキは炊き上がる寸前に入れればよろしい。その間にネギを刻んでおいて、蒸らしの終わった飯に混ぜ込んで、おしまい。

次の朝、炊飯釜を洗っていると、いつも少し油っけている釜がそうではない、油あげを入れるのを忘れていたのだった。しかし、うまかったからそれでいいのだ。料理なんてそんなもんだ。次回は入れようか。

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