2009年11月26日木曜日

言葉を集めて つづく

・ 「カゼガツク」


「風邪をひく」とメモにある。説明はいらぬだろう。方言なのかどうか解からない。咳と熱がある、喉も痛いとくれば、「風邪がついた」のである。どんな迷医でも先ず、風邪を疑うだろう。それにしても、どうして、風邪に限って「ひく」と表すのか。「つく」の方が、用例も多い、尾行がつく、運が付く、気が付く。分厚い辞書の「逆引き」を見れば20や30はあるようだ。歓迎するものも、しないものも、来たりて「付く」のである。と書いて、「風邪にさばられる」と言っていたような気がするが、それは私だけの錯覚なのか、と考えた。「ひく」と「つく」の事を考えていると熱が出てきそうだ。風邪の季節です、互いに根などつめたりせずのんびりゆきましょう。戦争はいま少し先の事になりそうだから。

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