2009年11月22日日曜日

唐臼その後

さて、米を収穫した。私のような気まま百姓は、「食らうだけ」採れればいい、でやっているからもうダラケテいる。売るために作る人は、ほんとうは、これからが大変なんだろう。
去年までは、NKにいくらかを出荷していたが、今年はやめた、昨年のこと「カメムシで変色しているコメ粒が混じっている」と迷惑そうにするのでカチンときたのだ。NKなど農薬をタップリ吸わせた米を売るがいいのだ。ところで、変色粒にイチャモンをつけた職員はちゃんと農薬米を食っているのだろうな。
とここまで書いて、一昨年のことを思いだした、おととしも、あれこれイチャモンを付けたあげくに「籾種をNKから買わずに作るから、こんな事になる。」と言ってきた。おあいにくさま、その年は「あけぼの」から「あさひ」に品種を変えた年で、NKから種を買ったのだ。「伝票を見直してみろ」と言ってやったら、それきり返事がなかつた。どうやら、NKとは、このあたりから雲行きがあやしかったのだろう。百姓は「指導」しないと馬鹿ばかりやるものと思っているようなのだ、NKの連中は。食い残した米は、田圃に戻してやるつもりだ。
ところで、私のジイさんがコメを作っていたときには、たいてい、一年分の食い米は貯蔵していた。つまり、そうすると、新しく取れた米は、食わずにその前の年の米を食うことになるのだが、それは、凶作への備え、生き延びるための知恵であったのだろう。「おいしくなければ、食い物ではない、まして、虫食いのものなんか」という風潮はここ最近の流行でしかないのだ。こんな風評を流したのは、NKと農薬業界のたくらみである。とするのは穿ち過ぎであろうか。

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