2009年12月21日月曜日

何を食らうか つづく

白菜漬け


さんざん、餅つきの邪魔をしたあげくに、「ほんにのうや」の郷で白菜を貰った。昨日は、揚げと炊き合わせて食った。使ったのは三分の一だ、外側からちまちま剥いで使ったものだから(書き忘れているが、この白菜煮はつれあいの作だ、何をやっても豪快にかたづけて、こちらを見ては「ちいせえ」などと言うのに、こういうことはチマチマやるらしい)丸ままの様子に残っている。しばらく眺めた後、浅づけを作ろう、と思い至った。根のところに包丁で指の入るほど切れ目を入れて半分に割く、その半分にまた切れ目を入れて四分の一、八分の一、このくらいでこらえておこうか、大きいボールにそれを入れ、上から塩を振る、少しく強目がよかろう、もしも辛ければあとで洗えばいい。その上に同じぐらいの大きさのボールを置いてそれに重し(水)を入れれば後は幾ばくかの時が調理してくれる。上のボールから水がこぼれれば、その方が早めに漬かるかもしれない。
さて、浸透圧というのか、その威力はたいしたもので、6時間も経てば、白菜の上に水分が載って来ていた。もうソロソロ食い頃、と見た。ものの白菜を裏返し重しを掛け直したのは、私の「ちいせい」所なのか。いずれにせよ、料理の不安と苦痛と楽しみは続くのである。それは、まるで「人生」のようではないか。

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