2009年12月2日水曜日

言葉を集めて つづき

・ 「アメツユモラサズ」つづき


11月30日に「あめつゆもらさず」を書いて後、どうもスッキリしない一日を過ごした。「天駆ける~」、と言ったりするじゃないか、「あめ」は「天」を含んでいるような気がしてきた。「あめつゆ」をほんの少しずらして「あめつち」とすれば「天地」である。天地もらす事なしに。こうではなかろうか。「いっさいがっさい」「細大漏らさず」の意は変わらぬにしても、この方が落ち着きがいいようだ。「天地を網羅して」とまでは行き過ぎとしても。
それにしても、我等が先輩の造語力には敬服するほかない、雨露と天地を掛けてなを意は同じである。この言葉は「ラエ」の先生から聞いた。

余計を付け加えれば、マスコミで「天下り」を「適材適所」などと擁護する論調もみられるが、ほとんどがそうでないから問題なのだ。百のうちひとつの例外を挙げて、九十九もそうだとするのを詭弁と言うのではなかったか。

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