2009年12月20日日曜日

何を食らうか つづく

お好み焼き


目が醒めて、今日は何を食らうか、考える事も迷うこともなかった。お好み焼きと決めていたから。決めたのは、今年の夏だった。

数日前、畑からキャベツをひとつ持ち帰った。8月に種まきをして、9月に定植した後、ろくな世話をしないものだから、草に巻かれそうになっていたものだ。包丁を入れてみるとまだ充分に巻いてはいない、しかし、これでよろしい、半年をかけた夢が実現する。

荒い千切りにしたキャベツをボール一杯に作り、それにタマゴを三つ割りいれた、小麦粉も入れて牛乳も入れて、手でガッサガッサ混ぜた、あまりに軟らかいようなら小麦粉を足したらいい、でも心配なほど軟らかいぐらいがいいようだ、タマゴが繋ぎの役目をするから。さて、フライパンを熱くして、油をしいて、生地を入れる、その上に豚バラでも載せるか、イカもいい、今回は牡蠣があったのでそれを載せた。返せる程に生地に火が通ったら、ヨッコラセと裏返してこれからじっくり火を通す、つまり、蒸し焼きにするのだ、おおなんと残酷な事よ。

お好みソースと好みでマヨネなどかけて食らう。カツブシを載せると揺ら揺らして面白い。餓鬼につましさなどないのだ。 

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